先輩

西浦友教

はじめまして。こんにちは。都市科学部都市基盤学科1年の西浦友教です。 初めてブログを書くためどのような内容にするかとても悩みました。普段から文章を書き慣れていないため、拙い文章になりますが少しの間お付き合いいただければ幸いです。

私は今回、「先輩」という存在に関して自分の思っていることを書きます。皆さんは先輩という言葉を聞いてどのような印象を持つでしょうか。私の中での先輩という言葉の持つ印象は小学生、中学生、高校生、大学生と年齢が上がっていくにつれ、サッカーを通しながら大きく変わっていきました。
まず小学生の頃ですが、小学生で先輩を意識することなどなかったため、これというイメージを持つことはなかったです。そのような状況から一変、中学生の頃の私はある日の練習がきっかけで先輩と聞くと「怖いもの」という印象を持つようになってしまいました。その練習とはよくあるミニゲームだったのですが、当時中学1年だった私はある中学2年の先輩と同じチームになりました。その先輩はミニゲームで上手くいかなかったことが理由でイライラし、同じチームの人に暴言に近いような言葉をかけていました。私にもそのイライラから生み出された言葉が向けられ、その結果、中学1年の私は先輩に対して萎縮するようになりました。そんなこと気にせず無視すればいいと感じる人が多いと思いますが、中学生時代の私にはそれができず、ついには「先輩=怖い、避けるべき」という印象を持ってしまいました。もちろん、そのイライラした先輩以外にチーム内にはいい先輩がいましたが、1度持った先輩への恐怖の印象を簡単に払拭することは出来ませんでした。その後、高校生になってサッカーしていく中でも中学生時代の恐怖体験からなのか、心の片隅に先輩とは必要以上に関わらなくていいかな、という感情があったように思います。

しかし、この先輩という存在に対しての印象は横浜国立大学サッカー部に入ったことで塗り替えられました。横国サッカー部の先輩方は技術が高く、フィジカルが強いことはもちろんですが、特にサッカーに関して発せられる言葉の質と量に圧倒されました。プレー中の指示や考えたことを仲間に伝えるなど、当たり前のことかもしれませんがその際の言葉一つひとつに根拠と目的が込められています。入部したてのころはその言葉を飲み込むことに精一杯で消化して理解するまで少し苦戦することがあり、サッカーをしていて初めて頭が追いつかないという感覚を持ちました。そして、先輩からの言葉を踏まえてサッカーについていろいろ考えていくうちに「もっと先輩と関わって技術や知識を盗みたい」と感じるようになっていきました。

新型コロナウィルスの感染拡大により、世の中では大学初年度にも関わらず友人や先輩と十分なコミュニケーションを取る機会がなく、先輩になる感覚を持たない状態で大学2年になるという人が多いと思います。しかし、私はそのような時期に横浜国立大学サッカー部に身を置いたことで大学生活において先輩と関わることの重要さを実感することができました。大学1年の期間に横浜国立大学サッカー部で感じることのできた先輩像を手本に来年度、大学2年としての自覚を持ちながら努力し続けていきたいと思います。
拙くまとまりのない文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。今後も横浜国立大学サッカー部の応援よろしくお願いします。

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