自信、決意、覚悟

矢貴太朗

平素よりお世話になっております。
横浜国立大学サッカー部4年の矢貴太朗です。

 最近僕は小中高で漫画やアニメを観てこなかった反動か、凄まじい勢いで漫画やアニメを観ております。鬼滅の刃は勿論ですが、鋼の錬金術師、東京喰種も最高ですね。Amazon prime、Netflixには感謝です。個人的には漫画より映像に迫力があるアニメの方が好みです。

 同期が真面目なブログを綴っていますが、私の回はネタ枠としてコーヒーブレイクにでも気軽な気持ちでご拝読下さい。因みに僕はコーヒー飲むと具合が悪くなります。

 さてさてそれでは。
アニメっていいですよね、時に心を揺さぶられるような名言に出逢います。今回のブログでは私が出逢ったとあるアニメの一節についてご紹介したいと思います。

 その一節とは、
「来年があるさ、と不確定な未来と引き換えに心を揺るがせ、チャンスを諦めていく者、そんな密度の薄い決意しか持たない愚図に中忍になる資格などない」というものです。

 因みに中忍という言葉から察した方もいると思いますが、これはアニメ「NARUTO」に登場する森乃イビキという忍者が下忍達にかけた言葉です。部活帰り電車でスマホを横にして見ていた私はハッとさせられました。「これ、今までの俺だ」と。

 部員ブログですので、所属する部での私のケースから考えてみます。入部したてほやほや1年の私は「4年生になったらトップの試合に出られるだろう」と考えていました。2年生でIリーグに、そして3年生でサタデーリーグに継続的に出場する中で、これはもしかしたら4年で悲願のトップに絡めるかもしれないと浮ついていました。案の定そんな筈もなく、4年生になった今でもBチームに所属し、更にAチームに絡めてさえもいません。そして勝手に気落ちし、自身のプレイへの自信が無くなりミスが多くなる負のループを辿るという悲惨な状況に最近は陥っております。

 この状況に陥る根本的な原因は、思うに自身のマインドセットに原因があります。そのマインドセットが当に「来年があるさ、と不確定な未来を盲目的に信じる」だったのです。甘い、いやあ甘すぎる。不確定な未来を信じてしまっては、目の前にある障壁から逃げてしまい、自ら自分の成長を止めてしまうではないか。イビキさんはその様な密度の薄い決意しか持たない者を愚図と呼んでいます。つまり私は愚図なのです。だから、アニメを観た時ハッとさせられました。自分への言葉であると思ったから。イビキさんの言う「中忍になる資格などない」という言葉は私に対する「横国サッカー部を代表する資格が貴方にはない」に置き換えられるのです。

 サッカー部に入部するかどうか、そして3年で引退するかどうか、この2つの決断には沢山思考してきたつもりだったけれど、今の状況を踏まえると当時の決意は密度の薄いものであったんだなあと。その決断を密度の濃いものとしていく行動もできなかったんだなあとも思います。

 不確定な未来と引き換えに心を揺るがすことは人間誰しも経験するものであると思います。この思考に陥る原因は3つのケースがあると私は考えております。1つは「楽をしたいから」。2つは「未来の自分への期待値の表れ」。そして3つは「今の自分に自信がないから」。主観だけれども、多くの人は3つ目の原因で悩んでいると思います。2つ目の期待値の表れは3つ目の今の自分に対する課題認識があるからこその原因である捉えられるからです。そして1つ目の原因は考えるまでもないからです。

 そこで考えました。どうしたら自分に自信が持てるのだろうかと。導き出した答えは至って単純で「現実を見ろ」です。理想の未来を描く為に目の前にある事をコツコツ取り組むことが何より大切なんです。部活で例えると練習での目標設定と振り返りであると思います。不確定な未来を盲信しているだけで実際が伴わないのは眼高手低なのです。

 正直今年の昇格戦参入はかなり厳しい状況となりました。しかし、私はこのイビキさんの言葉から試合の結果に直接は左右しなくても、直向きに努力することで自信を高めていくことが、何かしらチームに影響を与えるのではないかと考えました。地に足をつけていきます。そして部活を引退し、サッカーから離れてもこのイビキさんの言葉を忘れずに日々を送りたいと思います。

 漫画は素晴らしい。面白いだけでなく、時にハッとさせられます。個人的にはNARUTOを観終えたら、宇宙兄弟かブリーチを読む予定です。

 コーヒーブレイクに丁度いい量のブログになったでしょうか。だらだらと想いのままに書いているので文章構成に関しては勘弁して下さい。それでは終わります。皆さんも息抜きに何か漫画やアニメはどうでしょうか。ハッとさせられるかもしれません。

 少しは同期唯一のネタ枠となったでしょうか。さて、それでは失礼します。国大した。

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