本気です。
皆さんはじめまして。教育学部2年の竹内龍(たけうちりょう)です。大学サッカー1年目を終えて、そしてこれからの決意、という2つの点でこのブログを書いていこうと思います。ブログというものを書いたことは一度もないので拙い文章ですが、自分なりに”本気”で書いたので最後まで読んでいただければ幸いです。
私は5歳の時にサッカーを始め現在に至るまで約15年間サッカー中心の生活を送ってきた。そして、高校卒業後も僕の生活からサッカーがなくなることは考えられなかったので、なんの迷いもなく横浜国立大学体育会サッカー部に入部した。入部してすぐにAチームに上げてもらい、強面でラスボスのような先輩、山井久大くん(当時4年生)と温厚で優しい佐野柊くん(当時3年生)という二人の偉大な先輩の下でほとんどの公式戦をベンチメンバーとして過ごした。
まず初めの約半年間はこの部活にすごく不満を感じていた。練習の強度が低いからか、練習時間が短いからか、土日の試合数が少ないからか、高校サッカーと同じ感覚(平日は日が暮れても僅かな照明を頼りに練習、筋トレして、土日は練習試合に1日2試合出ることもあった)で入部した私はこの部活の活動に充実感を感じることができなかった。
また、私立の強豪と練習試合をしても、毎回当たり前のように負ける。悔しがることもなければ試合後に改善しようともしない。淡々と家に帰り、淡々と次の日の練習を行う。強い相手と練習試合しているのにチームの成長はなく、本当に関東2部に昇格したいと思っているとは感じられなかったし、関東2部昇格なんて絶対無理だと思った。
そんな私の不満に反して、首脳(主将+3人の副主将)を中心に本気で関東2部昇格を目指し、いろんな面からチームに貢献しようとしている人はいる。ただ、まだまだこの目標をただの目標として捉えて、本気で達成しようと思っている人が少ない。試合に出る、出ないに関係なく部員全員で本気になる必要がある。グラウンドが人工芝になったり、スポンサーがついたり、代が変わって新体制になり、チームにもより本気度が増していると感じた。そういう集団での練習には熱が入るし強度も高い。実際すごくいい雰囲気で練習を行うことができ、日々チームの成長を感じられた。
そして迎えた新体制初の大会、神奈川県知事杯。
2回戦、相手は昨年度インカレ準優勝の桐蔭横浜大学。桐蔭横浜大学は僕たちが目標としている関東2部リーグの一つ上のリーグ、関東1部リーグに所属している。かなり格上の相手である。結果は0-1で負け。でもこの試合で私たちは自信を得た。格上相手に通用することもあり、関東2部昇格という目標に少しずつ近づいているということ、関東2部昇格は夢の話ではないということを実感した。
どうすれば関東2部に、国立大学でサッカー推薦がない横国サッカー部が昇格することができるのか、と考えると、入部した選手一人一人の成長が間違いなく必要である。確かに関東2部に昇格することは並大抵の努力では成し遂げられることではない。部員一人一人が本気でチームを強くしたい、関東2部に昇格したいと思い、高い意識を持って日々努力を重ねなければそもそも勝負の土俵にも立てない。だから他の強豪私立よりも一つ一つの練習、練習試合に対して向上心を持って取り組まなければいけない。モチベーションの低い部員にどのような声かけをしてやる気を出させるかとか、そんなことを考えていては関東2部に昇格することは到底無理。練習に本気で取り組む、とか、100%で練習をするとかよく言うことだが、部員全員が関東2部昇格を本気の目標にしていれば、そんなことを考えることもなく、毎日必死にプレーすると思う。ぬるいプレーをする人はいないし、自らきついトレーニングにも励むし、練習中から自然とバチバチに激しいプレーが起こる。これらのことを部員全員が毎日毎日積み重ねて初めて関東2部昇格という目標に挑戦できる。つまり、関東2部昇格という大きな目標に対してどれだけ部員全員で本気になって目指せるか。これが目標を実現することができるかどうかを決めると思う。
この集団は発展途上でまだまだ伸び代がある。だから私はこの横浜国立大学体育会サッカー部という集団に自信とプライドを持って、これから一選手としてさらに”本気”で関東2部昇格を目指す。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。