この一年で得た財産

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皆さんこんにちは。経済学部2年の新田聖峻(にったまさたか)です。新型コロナウイルスの影響で活動中止となってしまっていますが、入部して約1年が経過しました。不本意ではありますが、ゆっくり考えることのできる丁度良い機会なので、横国サッカー部に入ってからの1年間を振り返っていこうと思います。長く拙い文章ですが最後までお付き合いいただけると幸いです。

まず、この一年間は自分の中では間違いなく『サッカー面で最も成長できた1年間』だと思っています。
4月に自分が入部した時の自分の最初の課題は、GK(ゴールキーパー)はバックパスを大きく蹴り返すポジションである、という認識を改めることでした。自分は昔から足元の技術が皆無だったため、試合中のパス回しに参加することはなく、高校の時点ではもうそれが当たり前になっていました。そんな認識だったので、横国サッカー部に入部して試合に出してもらってからも、当たり前のように来たボールをただ蹴っていました。しかし、その度にチームメイトからボールを繋ぐようにと怒られていました。横国サッカー部のGKは蹴るポジションではなく、繋ぐポジションであることが求められていたからです。
GKに最低限の足元の技術が求められている以上、試合に出してもらうためには足元を練習するしか道はありませんでした。そこからパスコンに対する意識は大きく変わっていったように思います。練習中はもちろん、自主練も常にやるようになりました。
5~7月は本当にありがたいことにサタデーリーグで出場機会をいただくことができました。しかし、最初に出場した玉川大学戦、成蹊大学戦は両方とも0-6で負けてしまい、レベルの差を痛感しました。その後も、東大戦や多くの練習試合に出させてもらいましたが、自分の納得のいくようなプレーも、評価に値するプレーも、もちろん足元の技術もうまくいかず、段々と出場機会は減っていきました。
 8月には夏合宿があり、Bチームで出場することができました。結果的にBチームは合宿のトーナメントで優勝し、自分も多くの出場機会を得る中でメンタル的な成長を感じました。その後のサタデーリーグ立教大戦、東経大戦でも自分の大きな成長を感じました。
 そして10月の秋リーグ最終節神奈川大学戦。開始6分という早い時間で正GKの加藤くんが脳震盪で倒れてしまい、自分が出場することになりました。県リーグ初出場がリーグ1位の神奈川大学戦、それも先輩方の引退が掛かった本当に大事な一戦での出場でした。最初こそみんなの声援を受け意気込んで試合に入りましたが、時間が経つにつれてどんどん押される展開になっていき、自分がゴールを守っているのではなく、自分が体を張る先輩方から守られていたような試合内容になっているように感じました。結果は0-4で負けてしまい、非常に無力に感じました。関東2部はまだ自分には程遠いと感じた試合でした。
 その後、先輩方が引退した後の新チームでは多くの出場機会をいただくことができ、仲間からのフィードバックを得つつ、試合でもなんとかボールを繋ぐようになったと思います。しかし、新チームで挑んだ知事杯で正GKになることはできず、今に至るまで正GKの加藤くんを超えるGKになることはできていません。
 それでも、コロナによる自粛前あたり、確か練習後にゴールを片付けていた時に、副主将のうちの1人の方から、「まだまだだけど足元は確実にうまくなってる。まだまだだけどね。」と言ってもらえました。そのことは成長している自覚がまったくなかった自分にとっては本当に嬉しい出来事でした。自分でなくても自分の周りが気付いている自分の成長があったのだと、自主練の成果が出ているのだなと感じました。しかし今改めて振り返ってみると、この成長は決して自分だけで成し遂げたものではなく、周りの仲間の存在があったからこそだったと思いました。パスコンもシュート練習も一緒に取り組んでくれる仲間がいて初めてできる練習です。
そう考えるうちに、自分がこの1年で得たものはサッカー面の成長だけでなく、この横国サッカー部で出会えた仲間という財産ではないか、と感じました。彼らとの仲は一生続いていく気がします。
改めて見直すと、本当にクサイ文章で恥ずかしいですが、本気でそう感じています。だからこそ、今年の新入生の方でサッカー部に入ることを少しでも迷っている方がいるのならこのことを伝えたいです。今年はコロナによる活動自粛が続いていますが、これを乗り越えてこそ最高の仲間が得られるのではないかと思っています。

 本当に長く読みづらい文章となってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も横浜国立大学サッカー部への応援よろしくお願いいたします。

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