軸・経験

滝本起子

平素よりお世話になっております。経営学部経営学科1年の滝本起子です。
 
人見知りすぎて、本来想像されるマネージャーの持つコミュ力はないということを最初に伝えておきます。中学生まで転校を繰り返し、比較的様々な環境で生活してきたはずなのに…。って現在も人見知りが克服される傾向はありません。(実際入部当初、同期全員に敬語で、まだまだ人見知り発動中ですが受け入れてくれた同期には本当に感謝しています。)

えっ?人見知りでマネージャー務まるの?

本来想像されるマネージャーとはかけ離れている私が、横国サッカー部でマネージャーをする選択をしたのか?について今回は書いていきたいと思います。

「スポーツを通して私自身が得た経験から、将来地域密着型スポーツに関わりたい」
これが私の将来に対する希望です。

これを書いた大学入試の志望理由書の添削を依頼した担任から全否定された。

「で?自分から行動した?」

その一言で火がついた私は、高校3年の10月、センター試験を捨てる決断をした。もともと、高校が国立主義で第一志望は横国にしていたが、第二志望が本命だった。落ちたら本命に集中できる絶好の機会だと思った。
それから毎日のように今まで出会った人の中でトップクラスに怖い担任とのバトルが始まった。朝、添削を持っていく。すぐHRの時間に返される。授業中に直して昼休みにもっていく。そして速攻返される。塾が始まるまでに添削をもう一度提出し、塾終わりにもらいに行く。そして、朝提出する。そんな生活が1ヵ月以上続いた。
正直、自分の将来の目標は明確であると思っていた。しかし、よく考えてみると自分から将来の目標を達成するために行動したことはなかった。転校や部活をさぼる口実になるからなど、周りの環境から自然とスポーツの楽しさや可能性を知った。担任との添削バトルの末、今の経験値だけでは説得力がないということを実感した。

そして、先日この経験と説得力に関して納得できる講義を聞いた。

「ケニアでケニア人が営む寿司屋がある。あなたは行きますか?即答でYESは言えない。理由は味の保証がないから。」

しかし、この条件に
・日本で修業をしてたことがある
・日本の銀座寿司屋監修
が加わると味に説得力が増す。

面接官の立場からすれば、当時の私は、発言に保証がない、説得力がない、ケニアの寿司屋状態だった。無意味にも感じる担任とのバトルで「自分から経験する」という大学生活の軸を発見できた。

さて、なぜ横国サッカー部という選択をしたのかという本題に戻る。

スポーツに関わることを第一条件とし、
①大学でしかできないこと、
②自分の興味のある地域密着型スポーツに関わる。

そして、「自分から経験する」ことを実行するために、横浜国立大学体育会サッカー部を選んだ。サッカー部は関東2部昇格を目指している。そして何より、監督なし、選手主体であることからプロスポーツや既存の大学チームでは難しい選手目線での運営に関われる機会があると思った。

しかし、朝型ではなく普通に夜型。そして、すぐ飽きてしまう。サッカーも詳しくない。冒頭でも述べたように人見知り。できれば、大学生活を存分に楽しみたい。そんな私が本当にマネージャーをするという選択が正しかったのか、オフ期間を含め、考えることが多かった。このコロナウイルスの状況下において、「自分から経験する」という軸を揺るがすことなく、横国サッカー部のマネージャーをするという選択は間違いではなかったと思えるようにしたい。

自由度の高い横国サッカー部で居場所を見つけることが今の目標であり、「自分から経験する」軸のもと、将来につながる経験をすることがマネージャーをしている目的です。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後も横浜国立大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。

p.s. 写真は、中学時代からお世話になっている地元のうどん屋「綿谷」の豚肉ぶっかけの冷です。注文方法は「豚・冷・小(ぶたひやしょう)」です。唐辛子を大量にかけると最高に美味しいです。香川県に訪れた際はぜひ行ってみてください。

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