2019/10/01
3年 村田 瞭介
blog

私はサッカー部の中では珍しい趣味を持っている。それはプロ野球観戦だ。スタジアムに足を運ぶことは年に一度あるかないかだが、部の練習が終わるとオーバーラップよりも速い出足で帰路につき、テレビのリモコンにプレスをかける。

贔屓のチームは地元でもある福岡ソフトバンクホークスだ。去年パリーグ2位でリーグ優勝を逃したため、リーグ奪還を目指し"奪Sh"というスローガンを掲げて今シーズン戦ってきた。パリーグのレギュラーシーズン全試合が終了したが、終わってみると今年も2位、埼玉西武ライオンズに2連覇を達成される悔しいシーズンとなってしまった。

今年は怪我に泣かされたシーズンだった。
開幕三連戦はライオンズ相手にスイープし最高のスタートを切ったが、柳田がシーズン序盤に太ももの怪我で離脱、一時は外野手のスタメンがチームにほとんど残っていない事態にも陥った。しかし投手野手ともにスタメンの機会を得た若い選手が活躍しなんとか上位をキープ、得意の交流戦で優勝し2位とのゲーム差を大きく開いてシーズンを折り返すも、終盤に西武の勢いを止められず首位陥落そのまま逆転することは叶わなかった。

シーズン終盤に失速したようなイメージをどうしても持ってしまうが実は月別の勝率をみると交流戦の6月を除いて5割付近で安定している。優勝した西武の9月の勝率が異常に高くシーズン終盤に打撃だけでなく、投手の成績も上向いてギアを上げてきたのがリーグ優勝の決め手になったと思う。 今シーズンは怪我の功名というべきか、若手の選手の台頭がめざましくファンとしては試合を観るのがとても楽しく感じた。
野手では主に代走要員で一軍に定着し、プレミア12のメンバーにも選考された周東をはじめ、釜元や栗原、三森といった選手が一軍の試合を経験し結果を残した。
投手では松田遼馬や高橋純平、新人王を争った甲斐野と高橋礼がそれぞれ中継ぎ、先発の柱となり、シーズン序盤の泉や終盤は残念ながら二軍で調整することになったが大竹、椎野もホークス首位の原動力となった。

怪我人が続出する中でチームで唯一松田が全試合出場を果たした。熱男というホームランパフォーマンスが有名な選手で今季も本塁打を30本打った。年間143試合、勝ち進めばより試合数の増えるNPBで毎試合活躍を続けるために、1日12時間の睡眠を取ると知ってとても驚いたことがある。36歳とベテランではあるがまだまだホークスにとって必要な存在だ。

リーグ優勝を逃したホークスだが日本一になるチャンスはまだ残されている。クライマックスシリーズという制度は各リーグの1位から3位のチームがトーナメントで戦い、勝ち抜いたチームがもうひとつのリーグの勝者と日本一を争う。リーグ優勝していないチームが下克上を果たし日本シリーズに進むこともあり、賛否両論ある制度だが、ホークスは去年この制度によってパリーグ2位から日本一を達成することができた。

リーグ2位でシーズン終了したことを悲しむ間も無く10月5日からクライマックスシリーズのファーストステージが始まる。ホークスがレギュラーシーズンでの悔しさやチームとしての課題を生かして、どのような戦い方をするのかとても楽しみだ。

ここまでホークスについて長々と書いてきたが、プロと大学生といったカテゴリーや競技性の違いはあってもスポーツ組織という面においては国大サッカー部にも通ずるものがあると思う。
つまり何が言いたいのかというと、私たちサッカー部は関東2部昇格への「クライマックスシリーズ」を目指してチーム一丸となってシーズン終盤を戦っていかなければならないということだ。
そのためにも私は熱男のような存在となってチームを引っ張っていきたい。